22日のオープンに向けて準備が進む雑貨店「ミンナノ」=21日午後、宇都宮市

 新型コロナウイルス感染症の影響が広がる中、FKDインターパーク店(宇都宮市インターパーク6丁目)で22日、コロナ禍の影響などで退店したアパレルテナントのスペースに、新たに雑貨店「ミンナノ」がオープンする。インターパーク店と、雑貨店などの企画開発を手掛ける丹波屋(東京都)が協働で運営し、丹波屋がプロデュースを担う。コロナ禍でテナントの退店が相次ぐ中、インターパーク店は「婦人服店が抜けたら婦人服店」との従来の考え方から転換した。

 退店したのは女性向け人気ブランドの「セシルマクビー」で、16日に営業を終了した。新型コロナの影響などによる販売不振が理由という。インターパーク店に閉店の申し入れがあったのは4月だった。インターパーク店の山口英樹(やまぐちひでき)店長(48)は「スタッフで(後継について)議論したが、誰も洋服のブランドを言わなかった。新しい切り口が欲しかった」と振り返る。

 そこで、イベントなどでつながりがあった丹波屋に相談し、雑貨店出店が決まった。丹波屋は1690年創業の老舗。JR宇都宮駅の駅ビルパセオで、栃木ならではの工芸品や雑貨類を販売する「丹波屋栃木銘店」を運営している。

 ミンナノは約100平方メートルで、国内外の雑貨約1200アイテムを販売する。益子焼や栃木レザー(栃木市)の皮を使った財布も取り扱う。丹波屋の林和央(はやしかずひろ)企画本部長(39)は「さまざまな雑貨の中に栃木の要素をちりばめ、魅力を伝えたい」とした上で、「年齢や性別を問わず誰もが立ち寄れ、お客さまの日常生活にちょっといいものを足すことを目指す」と説明する。

 コロナ禍の影響でインターパーク店は前年に比べ県外からの来店客が大幅に減り、客足は2割減という。数軒のテナントの退店も相次いでいるが、山口店長は「ピンチではなくチャンスと捉え、今回のような新しいことに取り組みたい」と話している。