栃木県の硬式野球部員数の推移

 高校硬式野球部員数が全国で減少傾向にある中、栃木県の2020年度の部員数(マネジャー含む)は19年度比37人増の2104人で、全47都道府県で唯一増えたことが日本高野連の21日までのまとめで分かった。本県の増加は6年ぶりで、小中学生を対象とした県高野連の育成事業や、16年夏の甲子園を制した作新学院の効果などが要因とみられる。県高野連の藤田光明(ふじたみつあき)理事長は「微増ではあるが、継続的な取り組みの成果が出始めているのではないか」と話している。

 まとめによると、全国の20年度の硬式部員数は、19年度より5813人少ない13万8054人で、6年連続で減少した。日本高野連は例年、5月末現在の集計結果を発表しているが、今回は新型コロナウイルスの影響で7月末での集計結果を発表。各都道府県高野連が主催した独自大会へ出場した他部からの「助っ人部員」も含まれている。

 本県を地区別にみると上都賀、芳賀、下都賀、安足の4地区で増加。上都賀は6校中3校、芳賀は5校中2校が過去5年間で最多となった。安足は私立高4校が部員数を伸ばした。一方で宇都宮、那須、塩谷・南那須の3地区はいずれも過去5年間で最少だった。

 過去10年間でみると、10年度(2302人)から増加し、14年度が最多の2499人。その後は減少し、19年度は前年度比175人減の2067人だった。本年度の県高野連加盟校は2校減り61校となった。

 県高野連は17年度から、学童野球チームとの合同練習を始め、近年は加盟校が独自に地元チームを招いた野球教室も開いている。