アジサイの剪定作業を行う参加者

 【大田原】アジサイの名所として知られる前田の黒羽城址(じょうし)公園で21日、咲き終わった花を取り除く剪定(せんてい)作業が行われた。

 来シーズンの花付きを良くするため、市民グループ「くろばね紫陽花(あじさい)を育てる会」(小西久美子(こにしくみこ)会長)を中心に毎年実施している。例年は黒羽高の生徒や大田原市民大学同窓会なども含め約100人が参加するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同会員や地域住民有志、市職員など約30人に制限して行った。

 人数が少ないため、作業場所は同公園内で開かれる「芭蕉(ばしょう)の里くろばね紫陽花まつり」のメイン広場に絞った。朝から強い日差しが照りつける中、参加者は新しい芽を残しながら、花殻を次々に摘み取った。今後は感染状況を見ながら、追加の剪定作業や、枯れ枝の除去作業などを検討するという。

 今年の同まつりは6月下旬に予定されていたが、新型コロナの影響で中止された。小西会長(69)は「開花を楽しみにしてくれている人がたくさんいる。来年のまつりの見通しも立たない状況だが、花は毎年きれいに咲かせてあげたい」と汗を拭って作業していた。