検体の検査手順を確認する関係者=20日午後、小山市内

 小山市内で新型コロナウイルスのPCR検査センターを運営する小山地区医師会は20日、採取した検体の陽性・陰性を判定する装置を新たに導入し、21日から運用することを明らかにした。これまでは検体を宇都宮市内の栃木県の検査機関へ運んでいたため、判定結果が出るのは採取した翌日となっていたが、自前の装置によって採取した当日に結果が分かり、迅速な対応が可能になる。

 県が委託する地域外来・検査センターは小山市を含めて8カ所あり、ドライブスルー方式などで検体を採取し、県や民間の検査機関に送って判定している。センター独自に判定装置を導入したのは初めて。

 約50分で判定できる「LAMP法」による検査で、1回14人分まで判定できる。同医師会が管理する施設の中に設置した。施設内に感染症対策のための設備があったことや、新小山市民病院の協力を得ることができ実現したという。設置費は県が負担する予定。

 20日は同医師会の塚田錦治(つかだきんじ)会長(64)や佐藤慎(さとうしん)感染症担当理事(52)ら関係者が参加して判定検査のリハーサルを行い、検体を持ち込む経路や安全に廃棄する手順などを確認した。

 塚田会長は「非常に迅速で有用な方法。保健所や新小山市民病院の負担も減らせる。住民の皆さんに少しでも安心してもらいたい」と話している。同医師会の検査センターでの検査は小山、下野、上三川、野木の2市2町の医療機関で診断された住民が対象。