記者会見する渡辺市長

 那須塩原市の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は20日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症患者や家族らを支援する条例を新たに制定すると発表した。新型コロナに関する正しい知識の普及や発信などの市の責務のほか、誹謗(ひぼう)中傷などの人権侵害をしないよう市民、事業者の責務を定めている。栃木県内初の試みで、9月定例市議会に提出する方針。

 条例案は、市が新型コロナに関する知識の普及啓発、発信に努めることや、人権侵害を受けた患者らへの相談に応じ、情報提供や助言など必要な支援を行うと定めている。また市民、事業者に対しても、正しい知識を持ち、人権侵害をすることのないよう配慮することを求めた。

 渡辺市長は「患者やその家族が残念ながら中傷や差別的な取り扱いを受ける被害があることを聞いている」とし「誰にも感染するリスクがある。人道と感染拡大防止の面から条例を制定する」などと述べた。