2018年度からの保存修理工事が完了した史跡足利学校の大成殿

 【足利】江戸時代の創建以来最大規模の保存修理工事が行われていた史跡足利学校の大成殿(孔子廟(びょう))について、和泉(いずみ)聡(さとし)市長は20日の定例記者会見で工事が完了したと発表した。記念式典と内覧会を29日、同学校で行う。

 大成殿は孔子を祭る孔子廟として1668年に建立され、同学校の国史跡構成建物の一つ。2011年の東日本大震災で傾き、18年度から建物全体に足場を組んで修理を行っていた。

 修理は1972、73年度に瓦のふき替えなどを行って以来。今回は瓦や壁板などを外して骨組みだけの状態にして傾きを直し、腐朽した柱の根元部分は新たな柱材を継ぎ、抜本的な補強が必要な部分は鉄骨を添えるなどして震度6強にも耐えられるようにした。