男性2人が心肺停止の状態で発見された「おしらじの滝」の滝つぼ=18日午後7時15分、矢板市下伊佐野

 栃木県矢板市下伊佐野の観光名所「おしらじの滝」で18日夕方に心肺停止状態の男性ら2人が見つかった事故で、矢板署は19日、搬送先の病院で2人の死亡が確認されたと発表した。同署によると、男性らは会員制交流サイト(SNS)でこの滝つぼに入っている人の姿を見て、まねした可能性があるという。

 亡くなったのは前橋市、会社員男性(23)と同市、無職少年(18)。死因はいずれも溺死だった。

 同署によると、2人は友人と男女計4人で同滝を訪れた。下流の川で遊んだ後、水面からの高さが約30センチの岩の上から、滝つぼに足から飛び込んだ。友人は同署の聴取に対し、「SNSを見て、(亡くなった)2人が『自分たちもやってみよう』と言っていた」という趣旨の説明をしているという。

 矢板市は2019年度、周囲をロープで区切り、立ち入り禁止の看板を設置して安全対策を講じてきた。斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は19日の定例記者会見で、市職員による巡回の継続や新たな看板の設置で注意喚起に努めると説明。「マナーやルールを守った上で、自然に親しんでほしい」と呼び掛けた。