栃木県政史上初となる「5期20年」を目指し、現職の福田富一(ふくだとみかず)氏が知事選に立候補することを7日正式発表した。元NHK宇都宮放送局長の田野辺隆男(たのべたかお)氏が出馬を表明しており、一騎打ちの構図がほぼ固まった。

 福田氏の直近3回の知事選と大きな違いがある。選挙まで3カ月となる夏の時点で、対抗馬が名乗りを挙げていることだ。2008年以降、共産党系候補との戦いだったが、出馬表明はいずれも10月と直前。盛り上がりに欠けた選挙戦の一因となっていた。

 “舌戦”もすでに始まっている。田野辺氏は連日のようにツイッターを投稿。多選や新型コロナウイルスへの対応など現職への批判を強めている。

 対する福田氏は出馬会見で、オンラインと街頭演説の両構えの選挙活動を挙げた。公開討論会にも前向きだ。コロナ禍で県の取り組みへの関心は高まっており、今後の政策論争を大いに期待したい。

 知事選は、11月15日の宇都宮市長選と「ダブル選」が濃厚だ。投開票日はきょう19日に確定する。