職業体験ができるプランを作った藤和那須リゾートの相河さん

 那須ハイランドパークを運営する那須町高久乙の藤和那須リゾートは、同園内で中学生が職業体験できる教育旅行プランを作った。新型コロナウイルスの影響で修学旅行や遠足の実施が難しくなる中、大田原市野崎中の加藤勝二(かとうかつじ)校長(57)の要望を受けて企画した。

 加藤校長から「コロナ禍でも生徒に思い出を作らせたい。学年全体の職業研修ができないか」と相談があったのは6月初旬。大人数の中学生を受け入れる経験はなかったが、同社の相河友二(あいかわゆうじ)さん(29)は「頼ってくれたのがうれしかったし、地元の遊園地として地域貢献したい」と打ち合わせを重ねた。

 出来上がったプランは、二つのグループに分かれた生徒が職業研修と自由行動を交互に体験できる内容。研修先は園内のチケット販売窓口やレストラン、動物コーナーなど。自由行動する生徒は研修中の生徒の接客を受け、意見をワークシートにまとめる。

 コロナ感染防止策として、フェースガードを配布し、研修中はマスクと併用することもプランに盛り込んだ。

 9月中旬には同校2年生が同プランを利用することが決まったほか、県内外から既に約10件の申し込みがあるという。相河さんは「多くの学校が、中止になった職業体験の代わりと考えている。ぜひいい思い出にしてほしい」と話している。(問)同園0287・78・1150。