宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は17日の臨時記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、クラスター(感染者集団)発生のリスクが高まった際などに向け検査体制を強化すると発表した。必要に応じてPCR検査センターを臨時開設し、夜間の検体採取も想定する。短時間で大量の検体採取が可能な唾液でのPCR検査も導入し、迅速に対応する。

 宇都宮市では6月以降、キャバクラや美容業店でクラスターの発生が相次いだ。感染拡大防止の観点から、感染者と接触の可能性がある人を幅広く検査し、クラスターの封じ込めに力を入れてきた。1日あたりの検体採取数の目安としている12件を大きく上回るケースもあり、体制強化が求められていた。

 ドライブスルー方式で鼻から検体採取するPCR検査センターの設置は当初、今月12日までとしていた。期間を延長し、当面は週3日開設する。

 臨時開設は、クラスターが発生するリスクが高い時などに併せて行う。夜間の検体採取は、検査対象者の都合に合わせ柔軟に対応する狙いがある。唾液による検体採取を想定しており、鼻から採取する方法と比較し3分の1程度の時間で行える上、対象者が自己採取するため医師らの感染リスクも軽減できる。1日30~40件検体採取ができるという。