倒壊したカーポートを調査する宇都宮地方気象台職員=17日午後2時35分、壬生町中央町

 15日午後5時半ごろ、壬生町内で突風による倒木などの被害が相次いだ。宇都宮地方気象台は17日、現地調査を行い、ダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと発表した。突風発生時に活発な積乱雲が付近を通過中だったことなどから判断。風速は約35メートル、強さを示す「日本版改良藤田スケール」は最も弱い「JEF0」と推定した。

 同町によると、17日時点でスギやクリなど少なくとも7本の木が倒れたほか、ビニールハウス10棟とカーポート1棟が倒壊した。被害は町南西部で確認されており、倒木の影響で同町上稲葉の国道352号の歩道を一時ふさいだという。

 同気象台によると、15日の県内は日中晴れて気温が上昇した影響で、夕方から夜遅くにかけて大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が発生し、同町を通過した。県内には当時、竜巻注意情報が発表されていた。

 自宅のカーポートが倒壊する被害に遭った同町中央町の女性は「窓が割れそうなくらいひょうが降っていた。一瞬でカーポートが倒れてしまった」と説明。同町壬生甲のビニールハウス1棟が倒壊した自営業男性(33)は「これからイチゴの苗を植える予定だった。骨組みがゆがみ、全く使えない状況」と声を落とした。