戦没者追悼式で黙とうする参列者ら=15日正午、宇都宮市陽西町

 75回目の終戦の日を迎えた15日、県戦没者追悼式(県戦没者合同慰霊祭執行委員会主催)が宇都宮市陽西町の護国神社で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、参列者は昨年の4分の1の約60人に縮小。マスク姿の参列者は戦没者を悼み、平和の尊さと不戦への決意を胸に刻んだ。

 同委員会会長の木村好文(きむらよしふみ)県議は「過去の戦争から学び取った教訓を肝に銘じ、戦争の悲惨さを子や孫に語り継ぐのが私たちの責務」と強調。新型コロナの感染拡大にも触れ、「一刻も早い収束と、世界の恒久平和を願う」と述べた。

 正午を迎えると、参列者は全国戦没者追悼式の様子を伝えるラジオ放送に合わせて黙とうをささげた。

 義理の父がフィリピンで戦死した佐野市犬伏上町、永島正義(ながしままさよし)さん(77)は「戦争はむごい。勝った方、負けた方のどちらが悪いとかではなく、戦争そのものが悪い」と力を込めた。