新型コロナにまつわる資料を展示しているミニ企画展

 【那須】新型コロナウイルス感染症で変わる暮らしの資料を展示するミニ企画展「那須のコロナな世相」が、芦野の那須歴史探訪館で開かれている。政府配布の布マスクをはじめ、那須地区のテークアウト用のチラシや行政の刊行物など20点を展示。広く資料を募る「参加型」とし、集まりに応じて展示を拡充していく。期間は来夏までの約1年間。同館は「現在は時代の変わり目。人々がどう暮らしたのかを残し、後世に伝えたい」としている。

 企画した作間亮哉(さくまかつや)学芸員によると、世界中で新型コロナがまん延し始めた春ごろに英ロンドンの博物館がマスクの収集を始め、チェコの国立博物館でもマスク展示が始まった。

 北海道浦幌町など国内でも同様の動きが出てきたことから、作間さんは4月以降、町内の店舗などに声を掛け本格的に資料収集を始めた。

 ミニ企画展では、シャープ製などのマスク、疫病退散に御利益があると伝わる妖怪アマビエの人形、19言語で新型コロナの相談ホットラインを記載した県のチラシなど、新型コロナにまつわる資料を展示。新型コロナで休館した町文化センター再開後の入場規制の変遷が分かる掲示物なども紹介している。

 「マスク一つをとっても、品薄、布マスク、冷感マスクの登場など、日々日常が変わっている」と作間さん。「観光地の那須地区ならではの資料もあるはず。来館する度に展示が変わっているような、リアルタイムで内容を更新する展示を目指したい」と話す。現在は館内の一角を使った小さな展示だが、資料を集め、より大きな企画展を目指す。

 月曜休館。資料提供も募っている。(問)同館0287・74・7007。