渡邉英徳教授

 人工知能(AI)を使い、戦前戦後の白黒写真のカラー化に取り組む東京大大学院の渡邉英徳(わたなべひでのり)教授(45)の研究室。カラー化を通して、往事を身近に感じてもらうことが狙いだ。渡邉教授は「貴重な記憶を未来に継承していくきっかけになってほしい」と願っている。

 渡邉教授が写真のカラー化を始めたのは、2016年。完成した写真を見た広島原爆の被爆者が当時の記憶を呼び覚ます光景に出合ったことから、活動を「記憶の解凍」と名付けた。作業はまずAIによる自動着色を行い、戦争体験者などの証言を基に修正を施す。