空襲で焼けた宇都宮中心部のカラー化写真を見つめ、「一夜にして、これだけ街が崩れるなんて」と感想を話す小林さん=7日午後、下野新聞社

 宇都宮空襲で被災した宇都宮市中心部のカラー化写真を、栃木県民はどう見つめたか。空襲体験者は細部に目を凝らし、記憶の糸を手繰り寄せた。戦争や平和について学ぶ若者は、写真に写る人々の営みに思いをはせ、「カラー化によって、(戦争は)今も起き得ることだと想像させてくれる」とイメージを膨らませた。

 宇都宮空襲で米軍攻撃の中心点になったとされる中央国民学校(現・宇都宮市中央小)に通っていた簗昌子(やなまさこ)さん(85)=宇都宮市=は「カラーになると、よく分かりますね」と目を見張った。