短距離走をより速く走るには、下半身の筋肉を鍛えて地面を蹴る力を高めることが重要です。短距離走のタイムを上げるのに効果的なエクササイズを紹介します。
■スプリットジャンプ
8回×1セット
(1)直立して、片方の足を前に大きく出して腰を落とす。前に出した足の膝は直角に曲げ、かかとはしっかり地面に着ける。
(2)腕を前に振り上げて、真上に高くジャンプする=写真上。この時、前後の足を素早く入れ替えて着地する。
【注意点】
前後の足を入れ替えるスピードよりも、高く上に跳び上がることを意識する。
【効果】
必要なもも裏やお尻の筋力が上がり、地面を蹴る力が付く。
■マウンテンクライマー
20回×3セット
(1)腕立て伏せの姿勢をして、片方の膝を胸に引き寄せる=写真下。
(2)足を大きく動かして、素早く前後に入れ替える。
【注意点】
・膝をしっかり胸元に引き寄せるよう、大きく足を動かす。
・足の動きに合わせて腰がバウンドしないよう、腰の高さをキープする。
【効果】
足を速く動かすために、足を体に引き付ける力を養う。腹筋が鍛えられるため、お腹周りが気になる人にも効果的。
(藤本千晶(ふじもとちあき)・セントラルフィットネスクラブ宇都宮トレーナー)