いちごサミットの再延期を決めた実行委=12日午前、真岡市役所

 真岡市や市議会、県、JAはが野でつくる「全国いちごサミットin真岡」実行委員会(会長・石坂真一(いしざかしんいち)市長)が12日、市役所で開かれ、サミットの開催を新型コロナウイルスの収束後にすることを決めた。当初3月14、15日に予定したサミットを延期し本年度内の開催を目指したが、感染状況を巡る先行きが見通せず再び延期とした。

 実行委で石坂市長は「九州豪雨などで全国の産地から参加できるのかという危惧や、サミットで感染者が発生した場合の風評被害を懸念する声もある。有効なワクチンや治療薬の開発により収束が見極められるまで延期の決断をさせていただきたい」などと全委員19人に諮り、全会一致で再延期を決めた。

 予算額のうち市の支出金や企業・個人の協賛金などの残金数千万円は、本年度内に設ける方針の「いちごサミット基金」(仮称)に積み立てる。また庁内のいちごサミット推進室は9月末で閉じ、実行委も当面休止となる。

 3月に予定したサミットは生産技術の向上や消費拡大を目的に、主要産地の生産者ら約1千人が28都道県から集うビジネスサミットと、井頭公園東側大駐車場を会場に全国のイチゴやスイーツを楽しむイベントサミットの2本立てを計画し、2日間で計約10万人の来場を見込んでいた。

 実行委後、下野新聞社などの取材に応じた石坂市長は「サミット開催は公約の一つでもあっただけに断腸の思いだが、やむを得ない。国レベルで収束の宣言が出される安全な状況下で素晴らしいサミットを開きたい」と語った。