2018年度末で廃止となる那珂川苑(県提供)

 県保健福祉部は7日までに、那珂川町小口の県障害者保養センター「那珂川苑(えん)」を2018年度末で廃止することを決めた。利用者の減少や施設の老朽化などが要因。県有施設の老朽化は今後も深刻化し、維持管理には膨大な費用がかかるため、公共施設の適正化を図る側面もあるとみられる。ここ10年で県有宿泊施設の廃止はないという。

 同センターは1983年、障害者の保養と社会参加の促進などを目的に設置された。敷地面積は約2万7千平方メートル、鉄筋コンクリート2階建てで延べ床面積約3150平方メートル。浴用車いすで入浴できる大浴場や手すり付きのベッドなどを備え、全15室に最大80人の宿泊が可能。健常者だけでも利用できる。とちぎ健康福祉協会が指定管理者で、年間の指定管理料は約7千万円。