「浜島杯」初の場内アナウンスで試合を進行した村上さん

 【茂木】児童数の減少で学童野球チームが減る中、町の大会「浜島杯」で「茂木クラブ」と「中川クラブ」の試合が9日、並松運動公園野球場で行われた。参加はこの2チームだけで、来年は茂木クラブだけとなるため、大会は第46回を数えたこの日が最後。その節目の舞台を飾るように、初めて茂木高野球部マネジャーによる場内アナウンスで試合が進行された。記憶に残る白熱した好ゲームとなった。

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 「3番、ショート佐藤君」。高校野球ではなじみの、女子生徒の涼やかな声がグラウンドに響くと、引き締まった表情の学童がバッターボックスに入った。

 声の主は茂木高野球部マネジャー、3年村上聖奈(むらかみせな)さん(17)。町野球連盟と同校野球部の協力で、浜島杯で初めて場内アナウンスが実現した。「すごくうれしい」と笑顔で臨んだ村上さんにとっても、高校生活最後のアナウンスとなった。

 1975年度から続いた浜島杯の最後の試合。89年と91年には最大15チームが出場したが、昨年3チーム、今年は2チームに減った。残った中川小の中川クラブも部員は12人。6年生が4人抜けると8人となり、存続が望めなくなった。

 試合は好プレーが連続するシーソーゲームに。5-5の同点から、特別ルールの延長八回表に3点を勝ち越した茂木クラブが逃げ切り、最後の勝者となった。