バスケットボールB1宇都宮ブレックスを運営する栃木ブレックス(宇都宮市駒生2丁目、藤本光正(ふじもとみつまさ)社長)は3日、2020年6月期決算を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴うシーズン打ち切りにより、売上高は前期比1億5900万円(11.6%)減の12億1100万円、税引き前当期純損失は1億4300万円となり、12年12月期以来、7期ぶりの赤字となった。赤字額は過去最大で、07年のクラブ創設以来初めて債務超過となる見通し。

 昨季は3月下旬にリーグ打ち切りが決まり、ブレックスはホーム開催予定30試合のうち12試合の中止が決定。チャンピオンシップを含めると最大で18試合のホーム開催がなくなった。

 このため売上高の約4分の1を占めるチケット収入は前期比28.6%(1億3300万円)減の3億1千万円と大幅に減少。グッズ販売が1億4500万円(10.5%減)、スクール部門も8100万円(17.2%減)にとどまった。スポンサー収入は4億9千万円(4.9%増)で過去最高となった。

 決算を受けて純資産がマイナスとなり、5500万円の債務超過となる見通し。Bリーグは債務超過となったクラブの加盟を認めていなかったが、コロナ禍の状況に鑑み22年6月期決算までの3年間に限っては認める方針を示している。

 ブレックスは前期の売上高が13億7100万円で過去最高、税引き前純利益も約3千万円を確保していた。藤本社長は「創業以来の厳しい決算でとても残念。ダメージは甚大だが前を向き、数年で(赤字分を)取り戻したい」と話した。