小山市議会の角田良博(つのだよしひろ)副議長(67)=7期=のセクハラ行為で精神的苦痛を受けたとして、同市女性職員が慰謝料など計220万円の損害賠償を求めた訴訟の弁論が19日、宇都宮地裁(今井攻(いまいおさむ)裁判長)で開かれた。青木美智子(あおきみちこ)(70)、大出(おおで)ハマ(71)両市議の証人尋問が行われ、「女性職員の耳元に顔を近付けた状態で4~5分話していた」「左手で肩や背中、腰をなで回していたのを目撃した」などと証言した。

 訴えによると、角田副議長は2015年6月の市議会と市執行部の懇親会で女性職員の背中や腰を触り、その後電話で「俺の女になれ」などと言ったという。副議長はセクハラ行為を否定している。

 懇親会で副議長の隣のテーブルにいた大出氏は「女性職員は迷惑そうだった」と述べた。副議長の背中越しにいた青木氏は「(副議長が)女性職員を引き寄せる感じだった。耳元に口を近づけていた」と説明。証言した理由を問われた青木氏は「職員一人の問題ではない。女性の尊厳、人権に関わる問題」と述べた。

 26日には副議長と女性職員への本人尋問が行われる。この問題で市議会は副議長への議員辞職勧告決議案をこれまで7度可決したが応じていない。