NEZASホールディングス 代表取締役社長 新井将能氏

新時代に繋がる一年に

 地域に根差す企業活動を通じ地域に貢献することを理念に設立されたNEZASホールディングスも、今年3年目を迎える。一昨年には那須烏山市と栃木県とそれぞれ包括連携協定を締結し、より地域に寄り添った企業活動が行える基盤は整った。

 自治体との連携を強める中で「全ての源泉は人」だと認識を新たにした一年でもあった。地域が抱える課題に真摯(しんし)に取り組む自治体の姿勢に感謝する一方で「新たな視点でのアプローチも可能ではないか」と感じることもあった。「普段とは違う角度から物事を見る機会を創ることが必要だと感じたのです」。こうした問題意識から、昨年夏には高校生向けのワークショップを開催。自ら課題を見つける力を養うことを目的としたプログラムを教育関係者と共同で開発した。ここでの知見を生かし、「来年度には教育機関や、同じ課題認識を持つ企業と連携した新たな枠組みの構築も検討しています」。

 2020年には東京五輪、その2年後には「いちご一会とちぎ国体」が開催される。その国体出場予定選手の受け入れも準備が進む。「さまざまなイベントを“打ち上げ花火”で終わらせないためには終了後のロードマップが重要であり、そのサポートができれば」と思いを語る。また、これまで「栃木トヨタカップ」の名称で開催されてきた天皇杯サッカー県代表予選大会の支援も、グループ全体でサポートをする方向で調整が進む。

 昨年春、ミャンマーでの合弁会社設立を発表した。グループ初の海外事業となる。現地でメーカー系自動車販売店を開業すべく準備が進んでおり、「来年秋には事業開始したい」と今後の方針を語る。

 今年は平成という一つの時代の締めくくりでもあり、同時に新しい時代に繋(つな)げる年でもある。「新しい時代に向け、文字通り新しいスタートが切れるように、あらゆる選択肢を持って臨む一年にしたいですね」と抱負を語る。