日付が書き換えられた看板を指す寺内実行委員会

 【壬生】第18回全国藩校サミット壬生大会実行委員会は1日までに、今年11月に町内で予定していた同大会を延期し、2021年11月20、21日に開催することを決定した。同サミットは町内外に「論語のまち壬生」を発信する本年度最大のイベントだった。実行委は、プレイベントの開催などで盛り上がりの継続を図る。

 同サミットは、藩校が存在した自治体と漢字文化振興協会が毎年、主催している。これまでの開催地は水戸市(弘道館)、山口県萩市(明倫館)など。旧藩主の子孫や関係者が集結し、記念対談などを行う。藩校の教育と文化の継承が狙いだ。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、町と実行委は11月の開催は困難と判断。6月4日に役員会を開き、同協会に延期の意向を伝え、日程調整の協議を続けてきた。次回開催地との調整などを経て、7月末の実行委員会で延期と日程を正式に決定した。

 町はサミットの機運を盛り上げるため、昨年11月プレイベントとしてギネス世界記録に挑戦し、「同時に孔子の言葉を暗唱した最多人数」748人で世界記録を樹立した。

 こうした町民の関心を維持するために新たな取り組みが求められており、町と実行委はプレイベント「壬生論語弁論大会」の実施を検討。PR活動も継続して行っていく。

 寺内進(てらうちすすむ)実行委員長(60)は「延期は残念。しかし、これを好機と捉え、町民が誇りに思える大会にできるよう準備したい」と話した。