足利市中心部の渡良瀬川に架かる中橋の架け替えを巡り、国土交通省、栃木県、同市の3者でつくる連絡協議会は31日、現在の特徴的な3連アーチ橋を残した上で並行して車道用の新橋を整備し、周辺より低くなっている堤防をかさ上げする方針について3者が合意した、と発表した。早ければ2021年度にも事業化される見通しで、治水対策などから長年の懸案だった同橋の架け替えが具体的に動きだす。
合意案はアーチ橋を下流に移動させて歩行者・自転車用として残し、現在の位置に新橋を架ける。現在の橋の取り付け部は両岸とも堤防より2~3メートル低いため、堤防はかさ上げし、新橋は堤防の高さまで上げる。