放射性物質を含む指定廃棄物問題で、環境省が塩谷町上寺島の国有林を処分場(長期管理施設)の詳細調査候補地に選定してから、30日で6年が経過した。農家が一時保管する指定廃棄物は約8割が国の基準を下回り、暫定集約や指定解除について同省と関係市町が個別に協議していくことで合意。農家の負担軽減に向け前進が見られた。一方、塩谷町は選定に反対の立場を貫く。同省は町と対話する糸口を模索するが、進展のない状況が続く。

 県内で保管されている指定廃棄物は、3月現在で1万3533トン。うち稲わらなど農家が保管する農業系廃棄物は、123戸で2993トンに上る。