花束を手に市役所を後にする大久保氏

 【小山】任期満了に伴う大久保寿夫(おおくぼとしお)市長(71)の退任式が30日行われ、5期20年に及んだ最後の日を職員や大勢の市民に見送られて市役所を後にした。

 退任式で大久保氏は、幹部職員らを前に「この20年間、市政は着実に発展してきた」と述べ、自らの実績を列挙した。その上で「明日からは新しい市長の下、市のたゆまぬ発展、市民生活の向上に取り組んでほしい」などとあいさつした。

 大久保氏は最後の式典もトレードマークとなった結城紬(つむぎ)の羽織袴(はかま)で臨んだ。市庁舎正面玄関から北隣の御殿広場までは、職員や市民が人垣を作り、花束を贈ったり写真を撮ったりして見送った。大久保氏は両手を大きく振りながら「ありがとうございます、感謝しております」と、何度も頭を下げていた。

 大久保氏は、5日投開票の市長選で新人の浅野正富(あさのまさとみ)氏(63)に敗れた。31日は浅野新市長が午前9時半に初登庁する。