パソコンに向かい合う仕事柄、逸話もこぼれ話も持ち合わせていない。ただ、真新しいことがないかといえばそうでもない。

 近年、新聞社のデジタル部門では、進歩する技術を生かして記事や写真、図表をより視覚的に表現しようとする動きが出てきた。

 下野新聞ホームページ「SOON」では、新型コロナウイルスに関連する県内の推移をさまざまな図表でまとめた記事「データで見る新型コロナ」を公開した。読者の反応も悪くないように感じる。

 他方で、会員制交流サイト(SNS)で人気の「ストーリー」形式の記事づくりにも挑戦している。新スタジアムの建設過程を振り返る1作目は18日から公開を始めた。

 記事や写真の質が求められるのは新聞社の常だが、その「見せ方」には探求の余地がある。表現力を磨いた先に、まだ見ぬ読者がいるのではと思っている。