旧東映プラザの入り口と、上映会を企画した市地域おこし協力隊員の山下さん(左)、木村さん

 【足利】現代アート作品をこつこつと収集した郵便局員と図書館司書の夫婦のドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」(米国、2008年)の上映会が8、9日、井草町の旧東映プラザで開かれる。市内の古民家などで展開している「あしかがアートクロス」の一環で、閉館したレトロな映画館でアートにまつわる作品の上映が実現した。

 同作品は、中心となってアートクロスを企画した市地域おこし協力隊員山下彩華(やましたあやか)さん(26)のお気に入り。同じ協力隊員で市映像のまち推進課の木村沙和(きむらさわ)さん(35)がそれを知り、2人で旧東映プラザでの上映を思い立った。

 旧東映プラザは約20年前に閉館したが、外観や内装は改装した1970年代の雰囲気を残し、映画「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)のロケ地になった。その際、内装を整えて以降、上映会などに使われるなどしている。

 山下さんは「会場は市民の財産で、足利でしかできない上映会。アートを気軽に楽しむきっかけになれば」。木村さんは「思い出の詰まった市民の憩いの場で、生活とアートがリンクする思いを深めてほしい」と話す。

 上映は8日午後6時からと、9日同2時からの2回。当日券のみで500円。(問)市映像のまち推進課0284・20・2260。