宇都宮市は28日までに、勤務先で休憩中などに起きる従業員同士の感染を注意喚起する佐藤栄一(さとうえいいち)市長名の文書を飲食、理容、美容業関係13団体に発送した。接客や作業中にマスク着用や3密回避の対策を徹底しながらも、更衣室や休憩室といったバックヤード利用時に緊張が緩み、クラスター(感染者集団)が発生した事例を踏まえた。

 市内ではこれまで、スーパーやキャバクラ、美容業店で集団感染が起きた。いずれも従業員同士の感染が目立ち、市保健所は「勤務中はガイドラインにのっとった対策が行われていたが、休憩室や更衣室での取り組み意識が薄く、感染拡大したと推測される」と指摘する。

 県内で発生した飲食店や、事業所への通勤時のクラスターも、マスク未着用での会話や休憩室の換気が不十分といったケースが確認されている。

 文書は、休憩室や更衣室の利用人数を減らすなど3密回避の徹底と、利用時のマスク着用や手指消毒、換気の実施を促している。また出勤前、出勤時の検温や、体調不良の従業員の自宅待機を求めている。27日付で送った。