調査結果について話し合う上原代表理事(中央)とハピママサロンの会員ら

 【宇都宮】新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛期間中、子育てを負担に感じた人は4割に上ったことが27日までに、女性の起業支援などに取り組む一般社団法人プチママン・アンジェ(今泉3丁目)の調査で分かった。閉ざされた自宅の空間で子どもと向き合おうと孤軍奮闘し、追い込まれていく母親の姿も浮かび上がった。結果を受け、同法人は子育て支援の新たな取り組みを始める。

 コロナ禍での子育ての現状を探ろうと、調査は6月10~20日、会員制交流サイトで実施。子育て中の30、40代の母親を中心に240人が回答した。

 子どもの年齢は0歳から高校生以上と幅広く、親の職業は会社員・公務員32%、自営業26%、パート・アルバイト23%、専業主婦・主夫19%。休校期間中は約半数が「子どもと一緒に自宅で過ごした」と回答し、保育園や学童保育の利用を自粛したケースが多かったことがうかがわれた。

 自粛期間中の子育てについては「負担に感じた」「とても負担に感じた」を合わせると39%になった。具体的には「料理・家事」が95件と最も多く、「外出制限」82件、「宿題・課題の対応」76件と続いた。「心に余裕がなく、子どもに当たった」「苦しんでいるのに助けてもらえない」「思考がおかしくなり、怒鳴り散らした」など、苦悩がにじむ記述も多数みられた。

 一方「楽しかった」「とても楽しかった」という人も計46%いて、協力者の有無や生活状況などによる感じ方の違いが推測された。

 アンケートの結果について、同法人の上原美津子(うえはらみつこ)代表理事は「母親がほっと一息付ける居場所の必要性を強く感じた」と話す。

 起業を目指す母親のグループ「ハピママサロン」の会員らは、それぞれ子育て支援の取り組みを進めるとともに8月からは毎月1回、母親向けの“居場所”を市内で開設することを決めた。フェイスブック上の同サロンページで詳細を発信していくという。