1952年建築の現庁舎。耐震性に問題があり、新庁舎整備が進められている

 【塩谷】任期満了に伴い28日告示、8月2日投開票で行われる町長選。指定廃棄物処分場(長期管理施設)の問題が焦点となった前回と比べると、争点が見えにくい。3選を目指す現職の見形和久(みかたかずひさ)氏(67)、町議で新人の福田徳弥(ふくだとくや)氏(49)両陣営の主張などから、差異を探った。

 ■指定廃棄物問題

 環境省が町内の国有林を指定廃棄物処分場(長期管理施設)の詳細調査候補地に選定してから30日で丸6年。町は2015年12月、同省に候補地の“返上”を伝達した。今回の選挙戦では両氏ともに「白紙撤回」を掲げている上、問題自体が小康を保っているため、4年前のように大きく争点化はされていない。

 見形氏は候補地の返上を理由に「われわれが率先して動く立場にはない」と説明。再生可能エネルギーの利用促進で「原子力に頼らなくてもやっていけることを示したい」と意欲を見せる。

 福田氏は「ボールが環境省にあるというのは違う」と主張。国との交渉は「首長にしかできない」とした上で「自分が環境省に行き、対話で白紙撤回を早急に勝ち取る」と力を込めた。