廃校舎を活用し那須町豊原丙で地域支援を行っている「那須まちづくり広場」に2022年春、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など約100戸のほか、障害のある子どもの放課後等デイサービス、障害者就労支援事業所などが開設されることが26日までに分かった。学童支援から介護までの多機能が集約した全国でも珍しい「生涯活躍のまち」が民間主導で誕生する見通し。
同施設は那須まちづくり株式会社(同所)が旧朝日小の校舎を改修し、18年4月に開所。敷地約3千平方メートル、延べ床面積約3300平方メートルに直売所形式の市場や配食サービス、アートスペースなどを設けている。
サ高住などの開設は、多様性ある共生型の暮らしの創造を目指す事業の一環として、当初から計画。国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」にも選定されている。