ジヴニー・かおり理事長による1年生の英語の授業

 【下野】家庭の事情で学習塾に通えない中学生が無料で学ぶ小金井の「市学習支援室ドリーム」は今春、開所4年目を迎え、入所希望者が殺到している。開所当初に比べ生徒数も増加した。市の委託で同教室を運営するNPO法人「ポポの樹(き)」(ジヴニー・かおり理事長)の塚原良子(つかはらりょうこ)副理事長(73)は「私たちNPOと市、そして子どもたちが協力し合い、学びたくても学べなかった生徒のための場が広く受け入れられるようになった」としている。

 同教室は2017年5月開所。経済的事情などで学習塾に通うことのできない中学生を対象に、高校進学へ向けた学習支援を行ってきた。

 実施は水曜夕、土曜午前、午後の各2時間。現在は3年生7人、2年生7人、1年生6人の計20人が学んでいる。6月に新入生の募集を行った時には、初日に定員いっぱいの申し込みがあった。入所待ちの生徒も5人いるという。

 「教室を始めて1、2年は、募集をかけても問い合わせがほとんどなかった」と塚原さん。集まった中には、学校の一斉授業で置いてけぼりになりがちな生徒もいる。同教室では勉強のやり方から教え、保護者との三者面談などを通してコミュニケーションを丁寧に取ってきた。

 成績を伸ばす生徒も多く、教室開所から卒業生14人全員が高校に合格。塚原さんは「活動実績に伴って、ママ友の間に口コミで広がったのかな」と申込者増加について話した。

 本年度の募集は1年生のみ。募集要項は対象者へ配布した。(問)ポポの樹事務局090・6509・3880。