設立総会であいさつする岡部市長(中央)

 佐藤姓のルーツは「佐野の藤原」として栃木県佐野市が「聖地化プロジェクト」を展開していることを受け、市観光協会や佐野商工会議所などは22日夜、全国の佐藤さんを市に迎える「佐藤さんおもてなし隊」を発足させた。市内の小売店や飲食店などを対象に隊員を募り、市民が一丸となってサービスを提供できる態勢をつくる。

 設立総会では、観光協会の藤波一博(ふじなみかずひろ)会長を隊長に選出。佐野らーめん会やいもフライの会、佐野から揚げ協会の代表者も含め計13人が役員に名を連ねた。全国の「佐藤さん」代表として、佐野日大短大の佐藤三武朗(さとうさぶろう)学長を顧問に迎えた。

 本年度は隊員を広く募集し、各隊員に3種類の統一のぼり旗を配布。おもてなしの心で出迎える態勢づくりを目指す。「佐藤さん」限定の割引制度やグッズ配布・販売なども検討する。

 一方、隊員となった事業所、店舗の商品や情報は会員制交流サイト(SNS)などを活用し、全国に200万人いるとされる佐藤さんにPRしていく。

 市は、全国の佐藤姓の由来は平将門(たいらのまさかど)の乱を鎮めた藤原秀郷(ふじわらのひでさと)を始祖とする「佐野の藤原」説が有力として、「佐藤さんゆかりの地 聖地化プロジェクト」を今年3月10日にスタート。交流や誘客を進め、最終的には移住定住促進も視野に入れる。

 総会で岡部正英(おかべまさひで)市長は「プロジェクトを成功させるには、おもてなしの心で迎える雰囲気をまち全体でつくることが重要。全国の佐藤さんと市民が支え合えるような関係性を築きたい」と述べた。