新型コロナウイルスにより修学旅行のキャンセルが相次いでいることを受け、日光市は22日、市内宿泊施設を利用した小中学校に補助金を支給することを決めた。児童生徒と教員1人当たり2千円程度の宿泊費を補助。早ければ9月ごろから実施する。

 補助対象とするのは、修学旅行や遠足といった教育旅行の宿泊費と観光ガイド料。1校当たりの上限額を設け、学校に対して補助金を支給する形式を取る。事業費は3100万円で、同日の市議会臨時会で予算案が可決された。

 宿泊費は約1万人分の予算を確保。ガイド料は二社一寺の案内や自然散策などでガイドを利用した際の料金を想定しており、詳細は今後検討する。

 当面は県内の小中学校や各教育委員会に働き掛け、状況を見て県外にも拡大する可能性があるという。

 市内の宿泊施設やガイドは、夏に予定されていた首都圏からの修学旅行の相次ぐキャンセルにより大きな打撃を受けている。秋以降は予約が入りつつあるものの、市は再びキャンセルとなった場合も考慮して宿泊施設などの影響を小さくする狙い。市観光課の担当者は「いまだ先が見通せない状況。少しでも宿泊施設やガイドを支援したい」と話す。

 修学旅行を巡っては、那須町で関係事業者による組織が立ち上がり、東北地方を中心に誘致活動を展開している。