【佐野】水の事故が多発する時季に備えようと、市消防本部は22日、船津川町の渡良瀬川で水難救助訓練を実施した。市東消防署員20人が訓練に参加した。
この日の訓練は、河川敷でバーベキューをしていた1人が誤って川に転落したという想定で実施した。参加者らはボートやロープ、浮輪、担架などを使って水難者を救出した。
参加した同署消防第一課の井腰博之(いこしひろゆき)課長(55)によると、市内では昨年4件の水難事故が起きており、今年はすでに2件発生しているという。「確実で迅速な救助ができるよう、今後も訓練を強化していく」と話した。