【日光】市は21日、新型コロナウイルスの影響で疲弊する観光業の振興を図るため、世界遺産「日光の社寺」やテーマパークを格安で巡れる2DAYパスポート事業を行う方針を固めた。22日に開かれる臨時市議会を経て正式決定となる。

 パスポートは「日光・奥日光地区」と「鬼怒川地区」の2種類を用意する。巡る施設数にもよるが、最大では、通常料金で入場した場合の半額以下で利用できることになるという。いずれのパスポートも2日間有効。

 日光・奥日光地区では山内の二社一寺のほか、英国大使館別荘記念公園や県日光自然博物館など約10施設での利用を予定する。発行枚数は8千枚程度で、価格は2500~3千円で検討している。

 鬼怒川地区は東武ワールドスクウェアや江戸ワンダーランド日光江戸村などのテーマパーク約10施設を予定。1万枚発行予定で、価格は5500~6千円を見込んでいる。

 詳細決定は8月。旅行商品として事業者を選定し、9月ごろに販売を開始する。観光客の周遊性を高めながら、宿泊客の増加につなげるなど観光需要の喚起を図りたい考えだ。

 事業費は計9500万円を見込み、国の新型コロナに関する臨時交付金を活用する。市観光課は「市内には素晴らしい観光施設が多くある。これらの施設をゆっくり、じっくり巡ってほしい」としている。