五行川沿いに荒宮神輿を安置して行われた神事

荒宮神輿(手前)と本社神輿(奥)を前に行われた荒神社例祭

五行川沿いに荒宮神輿を安置して行われた神事 荒宮神輿(手前)と本社神輿(奥)を前に行われた荒神社例祭

 【真岡】東郷の大前神社で21日、摂社「荒(こう)神社」の例祭が開かれた。新型コロナウイルスの影響で「真岡の夏まつり 荒神(こうじん)祭」は中止となったが、疫病退散や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するため例年同様に斎行した。荒神祭で恒例の神輿(みこし)渡御と五行川の川渡御に代わる神事も市中心街で初めて執り行われ、神職や関係者が祈りをささげた。

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 市夏祭町会連合会主催の荒神祭は、例年7月21日の荒神社例祭(夏祭始祭(はじめさい))後の金、土、日曜の3日間と定められている。期間中に市中心街を大前神社の本社神輿が練り歩くほか、同神社の荒宮神輿と地元の祭り人集団「真若(しんわか)」の男万灯(まんどう)神輿の2基が五行川を渡御し祭りを盛り上げる。

 24~26日に予定されていた荒神祭の中止に伴い、初日の宮出しや町会渡し、花火大会など全ての行事が取りやめになった。しかし疫病退散や無病息災を祈る夏まつり本来の意義から、例祭と渡御に代わる神事を行うことになった。

 例祭は大前神社社殿前に安置した本社神輿と荒宮神輿を前に実施。連合会の石坂博(いしざかひろし)会長や石坂真一(いしざかしんいち)市長、各町会の区長ら約50人が参列する中、祭主の柳田耕太(やなぎたこうた)宮司が降神の儀や祝詞奏上を厳かに執り行った。

 祭典後は、本社神輿を2トントラックの荷台に載せ市中心街の3カ所を回り、柳田耕史(やなぎたこうし)禰宜(ねぎ)や石坂会長がお清めの儀式を実施。川渡御の入水場所となっている市役所東側の五行川沿いにも本社神輿と荒宮神輿を置き、柳田禰宜や真若のメンバーが榊と日本酒でおはらいをした。

 柳田宮司は「夏まつりの神輿渡御や川渡御に代わる神事を行うのは初めてのこと。新型コロナウイルスの収束に向けて、疫病退散を滞りなく祈願できて良かった」と話していた。