危機管理マニュアルの活用に関する説明に耳を傾ける県高体連の専門委員長や危機管理委員ら=5日午後、県総合文化センター

 那須町で大田原高の生徒と教員計8人が死亡した昨年3月の雪崩事故を受け、県高校体育連盟(高体連)は5日、宇都宮市内で初の危機管理委員会などを開き、完成した危機管理マニュアルを全35専門部に配布した。日々の練習や大会などでの事故防止に向け、必要な事前確認や緊急時対応などを、各専門部専門委員長らに説明した。この日はスポーツ安全研修会も開催し、県教委の雪崩事故検証委員会委員長を務めた戸田芳雄(とだよしお)氏が危機管理意識の向上や事故防止を訴えた。

 県高体連によると、危機管理委員会は2018年度に立ち上げ、各専門部の委員らで構成。危機管理マニュアルを運用して、本県高校スポーツの安全管理徹底を図る。

 マニュアルはA4判158ページ。県内全高校の運動部の危機管理意識や技能向上を図ろうと作成した。専門部ごとの「安全確認チェックリスト」では、競技特性に応じた事故防止の具体的な点検ポイントをまとめた。