JAグループとちぎが扱う2018年産(17年秋~18年春)イチゴの出荷量、販売額がいずれも全国1位となることが確実な情勢であることが5日、分かった。本県に次ぐ産地・福岡県を大幅に上回る見通し。出荷量は30年連続、販売額は24年連続の日本一になる。県生産振興課は「栽培戸数は減少していても、10アール当たりの収量は維持できている。新規就農者に人気の作物ということも(首位維持の)要因の一つ」と説明している。

 県農政部が同日の県議会農林環境常任委員会で報告した5月末時点の生産販売動向(速報値)によると、とちおとめとスカイベリーを合わせた出荷量は前年同期比1・9%減の2万88トン。販売額は1・0%増の239億9500万円。

 とちおとめは天候不良により出荷量が2・8%減の1万9143トンとなったが、単価が上昇して販売額は前年並みの228億1800万円となった。

 スカイベリーは、比較的病気に強いことなどから参入者が増えて栽培面積も2割増加した。出荷量は22・7%増の945トン、販売額も22・7%増の11億7700万円とそれぞれ前年を上回った。

 一方、福岡県は、JA全農ふくれん園芸部によると、5月末時点の出荷量が8・0%減の1万400トン、販売額が2・0%減の150億3千万円だった。18年産の出荷はほぼ終了している。本県の出荷量は福岡県の2倍、販売額は1・6倍となっており、本県が全国1位となる公算が大きい。

 JAの扱い以外も含めたイチゴの出荷量、販売額などは毎年12月ごろに農林水産省が公表する。16年産の出荷量は2万3400トンで49年連続、販売額は285億円で22年連続の全国1位だった。