カヤの屋根の交換作業を終えた那須高原湯本ガイドクラブのメンバー

 【那須】町民らでつくるボランティア団体「那須高原湯本ガイドクラブ」が17日、九尾の狐(きつね)伝説で知られる湯本の殺生石で湯の花採取場(湯の花畑)跡のメンテナンスを行った。

 湯の花は、地表に噴き出たガスの硫黄分が結晶化したもの。戦前までは同所の畑にカヤでできた屋根を掛け、地表にできた湯の花を採取していた。現在は当時の設備を再現したものが設置されているが、カヤの屋根は数年で劣化するため、8年ほど前から同クラブが交換作業を行っている。

 この日の作業には同クラブの10人が参加し、午前9時から2時間ほどかけて2カ所の屋根を新しくした。

 同クラブの菅原正晴(すがはらまさはる)会長(82)は「観光客に、湯の花採取が盛んだったという歴史を知ってほしい」と話している。