県内で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は19日、記者団の取材に応じ、県が独自に設定した警戒度を引き上げるかどうかについて、有識者の意見を踏まえた上で21日の対策本部会議で判断する考えを示した。

 県内では接待を伴う飲食店や集会で相次いでクラスター(感染者集団)が発生。6月27日以降の23日間で感染者は67人増加し、計133人となった。福田知事は「多くの事例については感染経路が把握できている」とする一方、警戒度は「感染観察から感染拡大注意に近付いていると認識している。危機感を持ち対応に取り組む」と述べた。

 県民に対しては3密(密閉、密集、密接)を避ける行動と、東京など感染が拡大している地域への外出については慎重に行うよう改めて呼び掛けた。

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関しては「県内事業者には、県の『感染防止対策取組宣言』を実施し、万全な体制で臨んでもらいたい。旅行者側も注意を払う必要がある」などとした。

 同日のテレビ会議による全国知事会議では、誰もが検査を受けられる「国民皆検査」の体制づくりを提言。「早期に発見、隔離治療で感染拡大防止を図ることが重要。現在は行政検査として実施しているが、国には見直しを含めて在り方を示してほしい」と求めた。