チチハル市からのメッセージを掲げる川俣浩二市国際交流プラザ所長と感謝のボードを手にする佐藤市長

 【宇都宮】新型コロナウイルス感染拡大を受け、市に寄贈されたマスクが3カ月余りで20万枚に迫っている。多くの厚意が結集した形で、友好都市である中国チチハル市からも「共に助け合おう」とのメッセージが添えられ約2万枚が届いた。市は感謝を示す一方、感染第2、3波に備え寄贈を受け付ける。

 極端なマスク不足を踏まえ、市が寄贈を呼び掛け始めたのは4月。これまでに医療用、一般用の紙、布マスク計19万7644枚(17日現在)が集まった。寄贈者は53団体、22個人になり、1万枚以上の寄贈が8件あった。

 市は、新型コロナ対応を担う医療機関や高齢者福祉施設などに配布している。

 中国東北部のチチハル市からは今月10日、友好の証として医療用サージカルマスク2万400枚が航空便で届いた。市によると3月に申し出があったが、何らかの理由で中国当局の許可が出ず、ずれ込んだ。

 マスクには「出入相友守堅相助」(いつでも互いに友人のように接し、共に見守り助け合おう)とメッセージが添えられていた。

 本県側からは感染拡大が早かった中国に対し、マスクを贈っている。市は「国境を越え互いに思いやる気持ちは困難を乗り越えるために重要」とし、謝意を示す佐藤栄一(さとうえいいち)市長の親書と写真を送った。