記録会に出場した高校生ら

レース前には検温と手指消毒を行い、感染防止を図った

記録会に出場した高校生ら レース前には検温と手指消毒を行い、感染防止を図った

 【那須塩原・大田原】那須塩原市内の企業などでつくる県北長距離記録会実行委員会は19日、大田原市美原公園陸上競技場で主に小中高校生を対象にした長距離記録会を開催した。新型コロナウイルスの影響でさまざまな大会や記録会が中止になる中、「今後の目標や練習のモチベーションアップにつなげてほしい」と企画。県北地区の学校などから約250人が参加し、感染防止に気を配りながら汗を流した。

 同実行委は、イベント運営などを請け負う「栃木プロジェクトプロ」やランニング・ウオーキングシューズ専門店「ストライドラボ」などが中心となって設立した。地元の陸上クラブもボランティアとして協力した。

 千~5千メートルの4種目を実施。昨夏の全国高校総体に出場した那須拓陽高3年の工藤巧夢(くどうたくむ)さん(18)は「記録会は自分の現在地を知り、今後の取り組みや目標につながる重要な場。久しぶりなので楽しみだった」と話した。自己ベストを出した那須塩原市三島中2年の荒川煌介(あらかわこうすけ)さん(14)は「自粛期間中のメンタル強化が実った。ジュニアオリンピックや駅伝に向けて頑張りたい」と汗を拭った。 会場ではコロナ対策も徹底。参加者たちは自宅で検温したほか、出走前にも非接触型の体温計で測定した。ユニホームに着けるゼッケンやタイム計測に使うチップは使用するごとに消毒。スタッフは来場者へのマスク着用を呼び掛け、保護者らにも検温や氏名、住所、連絡先の記入を求めた。

 同委員会は今後、短距離など種目を増やしたイベントも検討する。高根沢大地(たかねざわだいち)実行委員長(34)は「子どもたちが力を発揮できる場を大人がつくる必要がある。感染状況を見ながら開催を考えたい」と先を見据える。