願い事の短冊がつるされ、涼やかな音色を響かせる風鈴=19日午後0時15分、佐野市富士町

 栃木県佐野市富士町の唐澤山神社で、納涼行事「風鈴参道~天明鋳物 涼音(すずね)の杜(もり)」が行われている。境内や参道には、市を代表する伝統工芸品「天明鋳物」製の風鈴約400個が飾られている。

 地域のPRを図ろうと、2018年から開催する。今回は18日に始まり、参拝者が願い事を書いた短冊を風鈴につるすブースを設けた。同神社の佐野由希子(さのゆきこ)禰宜(ねぎ)は「皆さんの願いが風鈴の音に乗って神様まで届きますように」と話した。

 新緑に囲まれた境内には、風鈴の「チリン、チリン」という涼やかな音色が響き渡る。同神社が好きで月1回ほど訪れているという福島県郡山市巳六段、会社員安部純子(あべじゅんこ)さん(53)は「ガラスの風鈴とは違う、澄んだ、緑に溶け込むような音が、疲れた心を癒やしてくれた」と相好を崩した。

 8月30日まで。