親のように慕うユースアフター職員(手前)に近況を伝える武田さん=6月20日、宇都宮市桜5丁目

 社会的養護の元で育った若者を支援する「とちぎユースアフターケア事業協同組合」にも新型コロナウイルス感染拡大の余波が出ている。「勤務先が休業し収入が減った」「進学先で授業が始まらず、家賃が負担だ」など切実な相談が寄せられ、生活資金の貸し付けが増加。巣立ち後に向けた活動も延期を余儀なくされている。

 「明日から来なくていいよ」。県内でエンジニアとして働いていた足利市小俣南町、武田駿(たけだしゅん)さん(25)は3月、勤務先から自主退職を迫られた。結婚2年目で家を建てたばかり。慌ててハローワークに通い、同組合にも相談した。