新型コロナウイルス感染防止のための臨時休校による学習の遅れを取り戻そうと、県内全ての市町立小中学校が本年度の夏休みを2~4週間短縮することが18日までに、下野新聞社が実施した各市町教委へのアンケートで分かった。大半の市町が8月1日から16日間の夏休みに入る。最短は那須町の9日間で、短縮日数(休日含む)も最長の28日間。既に冬休みや春休みなど夏以降の長期休暇短縮を決めた市町もあり、長期にわたり学校・家庭生活に影響が出そうだ。

 県内小中学校のほとんどが3~5月にかけて休校し、6月1日から再開した。不足した授業時数を確保しようと、行事の精選や時間割編成を変更するなどさまざまな工夫をしており、夏休み短縮もその一つ。各市町が打ち出した短縮日数は14~28日間で、26日間が最多だった。

 

 夏休みを8月1~16日の16日間としたのは、宇都宮市など全体の8割に当たる20市町。最長は同1~23日の23日間とした大田原市と壬生町。大田原市は多くの市町が休校措置を取った3月に午前登校を行い、昨年度分の学習内容を終えたとして、最も短い14日間の短縮とした。壬生町は6~12月に月2回、計11回の土曜授業を実施することで、短縮日数を19日間に抑えた。

 夏休み期間が最短の9日間とした那須町は「休校で足りなくなった授業時数を土曜授業ではなく、夏休みの短縮でできるだけ確保したい」という考えだ。

 真夏に授業を行うことで暑さが心配されるが、日光市以外の市町は普通教室へのエアコンを設置済み。日光市のエアコン未設置の10校は臨時措置として移動式冷風機を使用し、涼しい地域にある2校は扇風機で対応する。予定外の時季のエアコン使用で電気代がかさむことも懸念されるが、足利市では中止になったイベントの予算や実施を見送った水泳授業の水道代などで補填(ほてん)する予定だという。

 長期休暇の短縮が夏休みに留まらず、他の長期休暇に及ぶ市町も。2学期制の市町では10月に5日間程度の秋休みがあるが、宇都宮市は多くの学校が秋休みと冬休みの短縮を決めた。この他、那須塩原市など4市町では秋休みを取りやめ通常の土日休みとし、那須町は1日短縮する。冬休みの短縮を決めたのは益子町など4市町。最短は矢板市で、6日間短縮して12月29日~来年1月4日とする。さくら市と那珂川町は「冬休みに加えて春休みも2日間ずつ短縮する」と回答した。