昼休み「ネイチャーアート」に参加する1年生たち

 【さくら】環境緑化活動に力を入れている狭間田の熟田(にいた)小(152人)で15日、自然と触れ合う体験プログラム「ネイチャーアート」がスタートした。新型コロナウイルスの感染防止に努めながら取り組みを継続しようと、これまでの野外活動の代替案として企画した。初日は1年生16人が、額縁に見立てた厚紙を草花にかざして楽しんだ。

 同校は、特色ある学校づくりの柱として1971年に「緑の少年団」を結成し、緑化活動を推進している。“伝統”となった活動は、クリーンタイムや学校農園の活用など年間15種目に上る。80年と2019年度の全日本学校関係緑化コンクール「学校環境緑化の部」で、準特選を受賞した。

 近年の活動の中心は年4回、昼休みを利用して行う「ネイチャーウオークラリー(森林体験学習)」。1~6年生混合の12班に分かれて、学校敷地内の動植物に関する設問に答えていく。子どもたちは、植物図鑑などを手にし、楽しみながら自然について学んできた。しかし、コロナ禍による密回避のため、実施を一時保留することにした。

 代替の「ネイチャーアート」は学年単位で実施し、希望者が参加する。初開催となった15日の昼休みには、1年生が校庭に集合。各自が見つけたお気に入りのアジサイや小さな草に額縁状の厚紙を当て、「絵画の雰囲気」を楽しんだ。

 担当の蛭田稔(ひるたみのる)教諭(54)は「密の回避を念頭に、恵まれた環境や素材を生かしながら、自然と触れ合う機会を確保していきたい」。鈴木勝久(すずきかつひさ)校長は「今後も緑化活動を児童と共に取り組みながら、自然を大切にする心を育みたい」と話した。