マスクを着けた憾満ケ淵の化け地蔵=17日午前11時20分、日光市匠町

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の願いなどを込め、「日光市女将(おかみ)の会」の日光地区の女将たちが17日、栃木県日光市匠町の景勝地・(憾満ケ淵かんまんがふち)の「並び地蔵」にマスクを着けた。

 並び地蔵は日光山の中興の祖天海(てんかい)大僧正の弟子が寄進し、数えるたびに数が異なるといわれることから「化け地蔵」とも呼ばれる。

 この日は、女将や地蔵を所有する日光山輪王寺の関係者らが集まり、女将たちが約2週間かけて手作りしたマスクを約70体の地蔵に丁寧に取り付けた。マスクの一部には宇都宮市の無病息災の縁起物「黄ぶな」の刺しゅうが施されている。

 国の観光支援事業「Go To トラベル」の開始を前に、初めて実施した取り組み。同会の根本方子(ねもとまさこ)会長は「感染防止をしながら、日光の旅行を楽しんでいただきたいとの思いを込めた」と話した。

 マスクを着けた地蔵は31日まで見ることができる。