日光市は小中学校の夏休み期間中、市内の要保護・準要保護世帯の小学5年~中学3年生を対象に夏期特別講習を実施する。新型コロナウイルス感染症の影響で学習の遅れが懸念される中、塾に通う経済的余裕のない家庭の児童生徒に学習機会を均等に提供しようと、初めて事業化した。

 市社会福祉課によると、市は2016年度から、要保護・準要保護世帯の中学2、3年生を対象に年間を通じて学習支援を行っている。本年度はコロナの影響で実施回数が減ったことなどから、夏期講習の対象を、学力格差が広がるとされる小学5年生以上に拡大した。

 定員は各学年20人程度。市が6月下旬、対象世帯から個別に希望を募ったところ、今月13日までに計57人の応募があった。

 8月1~16日の夏休み中、市内の委託事業先で塾講師が学年別(小学5、6年生は合同)に数学や英語などの授業を行う。中学2年生以下は1回2時間を計6回、高校受験を控える中学3年生は昼食を挟んでの授業を計5回21時間行う。児童生徒の送迎も行う。

 事業費は約300万円で、市の予備費を充てる。同課は「中学3年以外では、定員に達していない学年もある。開始ぎりぎりまで申し込みを受け付けていきたい」としている。